海老名にある小田急電鉄のミュージアム「ロマンスカーミュージアム」の2階には、新宿〜箱根、江ノ島を再現した巨大なジオラマが設置されています。フロアは暗くて、ジオラマに照明があたり、奥の壁にはプロジェクションマッピングで雲が流れていたりします。

鉄道模型のジオラマなんですが、主役は風景! なぜか新宿を撮り忘れたので、まずは海老名を再現したと思われるあたりのショットから。手前には片瀬江ノ島駅もありますね。
ロマンスカーギャラリーの入り口に並ぶ3世代の中で、展望席がないこちらのロマンスカー。これこそが、1957年(昭和32年)に登場しロマンスカーを一躍有名にした「SE(Super Express)」こと初代3000形です。今、小田急ではこのSEを「初代ロマンスカー」と位置付けています(それ以前にもロマンスカーと呼ばれた特急車両はありました)。
高速電車として開発されたSEは、連接台車を採用して曲線通過性能を高めているのが特徴。国鉄東海道線で試験をして、当時の狭軌(新幹線や京浜急行なんかよりも狭い線路の幅)鉄道世界最高速度145km/hを樹立しています。その技術は、後の新幹線にも影響を与えたと言われているんですよ。